A 実顕地は実験をしてる地という意味ではありません。ヤマギシズムの考え方を実際に顕わす地という意味で『実顕地』と呼んでいます。
Q ヤマギシズム実顕地は宗教団体ですか?それともイデオロギー団体ですか?
A 私達はヤマギシズムという考え方を基とした「誰でもが幸せに暮らせる社会を創る」ことを目的に、個々人の自由意志で集まった任意団体であり、宗教団体ではありません。 既存の政治団体、宗教団体やイデオロギー団体に関係なく、人間の生き方、社会のあり方などについて「本当はどうか」と探求しながら、現時点で最善と考えられる社会活動をしている団体です。
Q どうすればヤマギシの村で暮らせますか?
A 通称ヤマギシの村と言われている「ヤマギシズム実顕地」は、ヤマギシズムという考え方に賛同し、その生き方を通して社会づくりを実践するためにあります。 そのために、ヤマギシズムの考え方と、社会づくりをやろうとする自分自身の生き方を調べる機会として「ヤマギシズム特別講習研鑽会」という7泊8日の合宿講習会を用意しています。先ずは、それを受講していただきます。 次ぎに、ヤマギシズムの考え方に賛同し、この考え方に基づいた生き方をより深く探求する機会として「ヤマギシズム研鑽学校」という2週間の合宿研修があます。 この「ヤマギシズム研鑽学校」で、自分の生き方として、ヤマギシズムに基づく生き方と社会づくりの実践をしたいと決意して、はじめて「ヤマギシ村:実顕地」に入る(※)資格ができます。(※参画と呼んでいます) その資格を有した後に、話し合いによって、双方が納得した上で参画となります。
Q リーダーはいますか?意思決定構造はどうなっていますか?
A リーダーはいません。組織的にも一人一人の心のあり方も、すべての人が「横一列」の間柄で運営をしようとしています。一般的に言われている縦社会の命令系統がある組織運営でなく、誰でもが自由に発言でき、その中で検討し、最善の方法を合意形成し、運営をしています。 ですから、階級的な「長」と言われる人はいなく、組織運営上、必要と思われるところに「係役」を設けて専任し、他と連携、保ち合いながら運営をしています。 意志決定の基本は話し合いです。私達は「研鑚」と呼び、何事にも、いかなる人にも囚われることなく、最善のものを探求する話し合いで、全員の納得を基本に意志決定をしています。造はどうなっていますか?
Q 外出や旅行はできますか?テレビ・新聞・インターネットは観れますか?
A 必要に応じて、その人の意志を尊重して、外出も旅行もしています。ただ、私達の生活は、一人一人の自由意志による提案と、周りの人達や状況などとの調整で営んでいますから、その「提案と調整」という手続きを経ることになっています。 テレビ・新聞・インターネットなども、一人一人の意志で、みんなが自由に利用できるようにしています。
Q 酒、タバコなど嗜好品は禁じられていますか?
A 私達の考え方の中に「何かを禁じる」というのはありません。どこまでも、一人一人の自由意志で、その人の自律調整で暮らすことを基本としています。 そのために、私達は絶えず「何が、どうすることが、最善か」と問いながら行動をしたいと思って暮らしています。酒、タバコなど嗜好品についても、その範疇のことだと理解しています。
Q 訪問や参観は可能ですか?
A 希望の方は、いつでも訪問や参観ができます。 しかし、私どもは農畜産を主体とした事業をし、生活も営んでいますので、事前に連絡をいただき、受け入れたいと思っています。
Q 生産物を購入してみたいです。どうすれば買えますか?
A どなたでもお買い求めできるように、全国に「ヤマギシズム供給所」を設けて、予約宅配、移動販売などで利用していただいてます。 また、最近では、実顕地で定期的に「市」を開催して近隣の方々に利用していただいたり、ネット購入などもできるようにしていきます。 詳しくは、「ヤマギシの生産物」のページをご覧下さい。